「シャンプーやトリートメントには気を使っているのに、髪がパサつく」「カラーや縮毛矯正をしていないのに、髪に元気がない」
そんな方は、睡眠を見直してみると改善のきっかけになるかもしれません。
髪そのものは死んだ細胞なので、寝ている間に髪自体が修復されるわけではありません。しかし、健康な髪を作る毛根や頭皮は睡眠中に回復・再生が進みます。
美容室でも「最近髪の調子が悪い」というお客様に生活習慣を伺うと、睡眠不足が続いているケースは意外と少なくありません。
今回は、睡眠と髪の関係、そして今日からできる夜のヘアケアをご紹介します。
睡眠が髪にとって大切な理由
成長ホルモンが分泌される
眠り始めの深い睡眠(ノンレム睡眠)では、成長ホルモンが多く分泌されます。
成長ホルモンは子どもの成長だけでなく、大人にとっても細胞の修復や新陳代謝を助ける重要なホルモンです。
頭皮では毛母細胞の働きをサポートし、健康な髪が育ちやすい環境づくりに役立っています。
「22時〜2時がゴールデンタイム」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、現在では時間帯よりも、眠り始めにしっかり深い睡眠が取れていることが重要と考えられています。
頭皮や体の修復が進む
日中は紫外線や乾燥、皮脂、摩擦など、頭皮にもさまざまなダメージが蓄積しています。
睡眠中は体の修復が進み、頭皮のターンオーバーも整いやすくなります。
健康な頭皮は、健康な髪を育てるための土台です。
睡眠不足が髪に与える影響
睡眠不足が続くと、頭皮環境が乱れやすくなり、次のような変化が起こることがあります。
- 髪の成長がゆるやかになる
- 抜け毛が増えやすくなる
- 頭皮の皮脂バランスが乱れる
- 髪のツヤやハリ・コシが失われる
- カラーやパーマ後のコンディションが整いにくくなる
もちろん睡眠だけが原因ではありませんが、栄養やストレスと並んで髪に大きく影響する要素のひとつです。
髪のために意識したい睡眠習慣
7〜8時間を目安にする
理想的な睡眠時間には個人差がありますが、多くの人は7〜8時間程度が目安とされています。
時間だけでなく、「途中で何度も起きない」「朝すっきり目覚められる」といった睡眠の質も大切です。
就寝前のスマートフォンを控える
寝る直前までスマートフォンを見ていると、ブルーライトや情報による刺激で眠りが浅くなりやすくなります。
できれば寝る30分〜1時間前からはスマートフォンを見る時間を減らし、リラックスして過ごすのがおすすめです。
寝る前にやっておきたいヘアケア
髪は必ず乾かしてから寝る
濡れた髪はキューティクルが開いていて、とてもデリケートな状態です。
そのまま寝ると枕との摩擦でキューティクルが傷つき、枝毛や切れ毛、パサつきの原因になります。
ドライヤーで根元からしっかり乾かし、最後に冷風を当てるとキューティクルが整いやすくなります。
アウトバストリートメントを活用する
髪を乾かす前後に洗い流さないトリートメントを使うと、寝ている間の乾燥や摩擦から髪を守りやすくなります。
特にカラーや縮毛矯正をしている方は、毛先を中心になじませるだけでも翌朝のまとまりが変わります。
枕カバーを見直す
毎日何時間も触れている枕カバーは、意外と髪に影響します。
コットン素材は吸水性が高い反面、摩擦も起きやすい素材です。
シルクやサテン素材の枕カバーに変えると、髪同士や枕との摩擦が減り、寝癖や切れ毛の予防につながることがあります。
まとめ
高価なヘアケア用品を使うことも大切ですが、健康な髪は健康な頭皮から生まれます。
その頭皮を整えるために欠かせないのが、毎日の質の良い睡眠です。
美容室でトリートメントをしても、睡眠不足が続けば頭皮環境はなかなか整いません。逆に睡眠の質を改善するだけで、「最近髪の調子がいい」と感じる方も少なくありません。
夜しっかり眠り、髪を乾かしてから寝る。
そんな小さな習慣の積み重ねが、数か月後の美しい髪につながっていきます。
コメント